競艇・ボートレースには出走前にスタート展示・周回展示が行われます。
初心者のうちは何を見ていいかわからないと思います。
そこで今回は私流の展示の見方を紹介します!
よかったら参考にしてみてください!
スタート展示・周回展示とは?
競艇・ボートレースでは実際にレースをする前にコース内を試走します。
これを「展示航走」といいます。
「展示航走」の中にスタート展示・周回展示があるということです。
スタート展示では、選手がスタートのタイミングを図るために行われます。
周回展示は舟番順に1人2周ずつ展示航走を行います。選手は本番寸前の水面状況でターンの練習をしているというわけです。
スタート展示の見方
まず最初に行われるスタート展示に関して、何を見ているかを説明します。
つい見がちなのが、スタートのタイミングです。スリット写真をよばれる写真を見てどのくらいのタイミングで行けていると確認すると思います。
しかし!!
私が一番重要視しているのは「行き足」です。
行き足とはモーターの加速度合いです。
スタート前の「起こし」からスリット近辺までの足を「行き足」と言います。
どんな風に行き足を見ている説明します。
行き足の見方
行き足が一番わかりやすいのはスリット近辺です。選手はスリットとよばれるスタートラインに向けスロットルレバーを握ります。いわゆる全速でそこを通過しようとします。
スリットのタイミングが全艇同じくらいなのにその後すぅーっと伸びていくことがあります。この伸びた艇は行き足が良いということになります。
冒頭でスタートタイミングは関係ないと言いましたが、選手は練習と本番で調整いてくるので練習でタイミングが全然合ってなくても本番きっちり合わせてきます。
なのでスタート展示ではタイミングよりもすぅーっと伸びている選手はいないか?行き足のいい選手はいないかを注目していきましょう!
行き足がいいとどうなるの?
さて、行き足がいい選手の見極めができたところでじゃあ行き足が良かったら何がいいの?どうなるの?と思うかと思います。
結論から言うと行き足がいい選手はスタートがしやすく攻めにいきやすいと言えます。
選手曰く行き足がいいとスタートが決めやすいと話しています。
行き足よくスタートを決めて伸び足を生かしてまくっていくというのが行き足がいい選手の戦法と見てもいいと思います。
周回展示の見方
次に周回展示の見方です。
見てる項目としては
①回り足
②出足
③展示タイム
④乗れているかどうか
⑤1周タイム
この5項目をメインに見ています。それではそれぞれ深掘りしていきましょう。
①回り足
まずは回り足。これは読んで字の如くですが、ターンマークを回るときの舟足になります。SGクラスのレーサーと若手レーサーを比べると一目瞭然かと思いますが、簡単にいうとターンスピードになります。回り足に関しては競艇場によってはタイムも公表されるので、自分が見た評価と照らし合わせて徐々に精度を上げていきましょう!
②出足
次に出足。出足とはターンを回った直後の舟足になります。ターンスピードを見たあとはスロットルレバーを握り直した後のスピードにも注目してみてください。
出足がいいとまくり差しをするときに引き波を越えたあとのスピードが良くなります。2コース差しをするときにも重要な項目なので、2コースの選手が出足が弱ければ差しは届きづらい。など予想ができますね。
③展示タイム
展示タイムについて実は知らないという方も多いかもしれませんが、展示タイムとは全速でボートを運転したときにどのくらいのタイムが出ているかという指標です。
ちなみに2周目のバックストレッチで測られています。
つまりはこの展示タイムこそが「伸び足」ということになります。
④乗れているかどうか
ここも重要な項目ですが、わかりやすくいうと艇がバタついてないかです。
回り足タイムは出ていてもバタついていたらプロペラと舟の相性が悪かったり、シンプルに選手の技量が足りてなかったりということがわかります。
正直画面越しだとわかりづらいかもしれませんが、ここがわかると予想の幅が広がります。
バタついている艇は引き波を越えるときに選手はレバーを落としたりあまり握れなかったりします。
⑤1周タイム
競艇をやっている人はこの表を見ることも多いと思いますが、この1周タイムというところを注目しています。
展示航送というのはそもそも1号艇から早くなる傾向があります。そして6号艇が1番遅くなる傾向があります。
つまり1号艇よりも早い選手が外にいればその選手は要注意ということになります。
まとめ
まとめると
①スリットの行き足でまくっていきそうな選手を見る。
②回り足を見てターンスピードの早い選手を見る。
③展示タイムを見て伸びのいい選手を見る。①でみた行き足のいい選手が展示タイムが出ていればまくりを考えてもいいです。
④乗れているかどうかを見て乗れてない選手は評価を下げる。
⑤1周タイムの表を見て、自分が見た評価と照らし合わせる。
今回は展示の見方についてお話させていただきました。
次回は逃げや差し。そしてまくり、まくり差しからの舟券の組み立て方の基本的な考え方についてお話ししたいと思います!
舟券の組み立て方、スジ舟券について↓↓
それではいい舟券ライフを!!
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