ビットコインのクジラってたまに聞くけど、なんのこと?
クジラはビットコインにどんな影響を与えるの?
そんな疑問を抱えている人に、読んでほしい記事です。
クジラと言われても、ほとんどの人が思い浮かべるのは『海の生物』ですよね。
正直なところ、ぼくもつい最近までクジラのことを知りませんでした……
でもクジラの知識は、ビットコイン投資に必要な知識です!
この記事はクジラに関する疑問を解決できる内容となっています。
クジラの存在を知ることによって、ビットコインの値動きがみえるかもしれません。
クジラとは大口の保有者
クジラとは大量の資産を持っている、大口保有者のことをいいます。
ビットコインなどの仮想通貨だけではなく、金融業界全体で使用される用語です。
ビットコインの規模は日々広がっていますが、株や法定通貨と比べれば、まだまだ小さい世界です。
ビットコインのような小さい世界でクジラが売買を行うと、相場に大きく影響を与えるといわれています。
クジラと呼ばれる人たち
実際に存在するクジラとは、どんな人なのでしょうか?
クジラと呼ばれる人の多くは、機関投資家や一部の個人投資家、開発者、マイナー、企業などです。
しかし、クジラと個人をむすびつけることはできません。
ビットコインの取引は全て公開されていて、ウォレットの取引情報は誰でも見ることができます。
ただし個々のウォレットと個人を結びつける情報はありません。
つまり大口のウォレットがあったとしても、そのウォレットの所有者を100%特定することはできません。
そんな中でも、クジラだと憶測されている人のひとりが、ビットコインの生みの親『サトシナカモト』です。
2020年5月20日、「サトシナカモトのウォレットから送金があった」という情報が流れ、ビットコインの価格が7%下落しました。
クジラの動きは、それほど強い影響力を持っています。
クジラはビットコインの価格操作をしている?
クジラにはサトシナカモトのような開発者もいますが、多くは投資家です。
当然ですが、投資家は利益を得るための行動をとります。
それが価格操作です。
ニューヨークに本社を置く、ブルームバーグによると、『2021年はビットコイン保有者の上位2%が全ビットコインの95%を保有している』と発表しています。
簡単にいうと、全体の2%の人たちがほとんどのビットコインを保有していることになります。
ビットコインが一部に集中することで、どんな価格操作ができるのでしょうか。
クジラの価格操作をざっくり説明すると、
・細かく売却を繰り返して、ジリジリ価格を下げる
・ある程度下がりきったところで大量に買い漁る
・『買い』が増えると価格は高騰
・高騰したタイミングで売却
相場を動かすほど大量に売買できるのがクジラです。
クジラとの共存にチャンスがある
クジラに対しては否定的な意見もあります。
一方で、ビットコインを正しい知識で大量保有しているクジラがいるからこそ、ビットコインが成り立っているという見方もあります。
ビットコインを正しく理解した大口投資家と、同じ動きをすれば利益を出せるかもしれません。
しかし初心者にとって、クジラと同じタイミングで売買を行うことは、天文学的に高い難易度です。
ひとつだけいえるのは、クジラが買っているコインは、伸びる可能性を秘めているということ。
先述の通り、ビットコインにはクジラが存在します。
アルトコインでもクジラが買っているものは数多く存在します。
ビットコイン以外の投資を始めようとした際、そのコインには投資家クジラがいるかを判断基準のひとつにしても良いかもしれません。
クジラの動きを予想する方法
初心者がクジラの動きを見極めるのは難しいとお伝えしましたが、それでも見極める方法が知りたいですよね。
クジラの動きをリアルタイムで教えてくれるTwitterアカウントがあることをご存知でしょうか。
Whale Alertは、クジラの動きを教えてくれるTwitterアカウントです。
【https://twitter.com/whale_alert】
フォローしておけば、大口取引のあった時にツイートしてくれます。
ただし、全て英語ですので読めない人は翻訳のアプリも同時に活用すると良いかもしれません。
まとめ
ビットコインのクジラについて解説しました。
記事の内容をもう一度おさらいしてみましょう。
・クジラとは大量の資産を持っている大口保有者
・クジラが動くと相場も動く
・意図的に価格を操作して、利益を出しているクジラもいる
・クジラの買っているコインは可能性を秘めている
・クジラの動きはWhale Alertで確認できる
クジラの存在を知ると、仮想通貨の奥深さに驚きますね。
ビットコインと長い付き合いをするためには、クジラともうまく付き合っていく必要があるかもしれません。